まずは…キャットファイトってなんなの？

はじめまして。キャットファイトライターのゐりゑと申します。本来、風俗系ライターではないのですが、知り合いの亦滑訓仁君に「新しいサイトでキャットファイトのことを書いてくれ！　キャットファイトこそ最高のアダルトエンターテイメントだから！」と依頼を受け、喜んで寄稿させていただきます。

さて、キャットファイトとは何か？　まずはそこから説明しなくてはならないですね。まず、ファイトというから闘いです。だけど、闘犬みたいに猫が闘うわけではありません。闘うのは女性です。

「だったら女子プロレスじゃないかいっ！」という声が聞こえてきますが、たしかに近い。しかし、闘っているあいだにコスチュームを剥ぎ取って、オッパイがポロリなんてことが多発します。しかも、キャットファイターと呼ばれる闘う女性はセクシー女優だったりストリッパーだったり、風俗店のキャストだったり……つまり、男心をソソる方々ばかりです。と、ここまで書いて、50代以上の殿方はピンと来るのではないでしょうか。そうです、昔、キャバレーなどで余興的に開催されていた、いわゆる『泥レス』というやつです。それを今風にアレンジしているのがキャットファイトであり、現在、キャットパニックエンターテイメント（以下ＣＰＥ）という団体が定期的に大会を開催しています。そして、このＣＰＥの旗揚げ当初から縁有ってイベントを取材しているうちにドップリとその世界にハマり、いろいろな媒体でレポートさせていただいております。そして、図々しくもキャットファイトライターを名乗らせていただいているボクであります。

個人的に思うキャットファイトの魅力は前述のさまざまなタイプの女性が感情ムキ出しで闘うところだろう。で、感情だけではなくオッパイもムキ出しになって、そんなセクシーな展開に思わず、興奮してしまう。

元々プロレスが好きだったし、男として人並みにエロいことにも興味があった。それが融合されたのだから、「こりゃ面白い！」と見た瞬間に思い、今に至るわけですが……。個人的には、ここに（褒め言葉としての）“くだらなさ”も加わる。事実、大会のオープニングではＭＣが「こんなのを見に来るなんて！」と愛情タップリに客席を煽り、皆もそれを期待しているわけで。だから楽しいんです！

上の写真は今から13年前に山梨県の小さなライブハウスで行われた大会の一コマ。ピンクの虎のマスクをかぶっているのはイイジ……いや、ピンクタイガー氏。今はレフェリーとしてＣＰＥに携わっている人物で、以前はファイターとして登場していた。そう、キャットファイトのリングに上がるのは女性だけではなく、時には男子も上がるし、著名な男子プロレスラーも多々登場しているのだ。

さて、当然のことながら股間は隠させてもらったが、ピンク氏が何をしたかというと、ナニの毛を燃やしながらダイビングボディプレスをしたのである。取材・撮影をしていて「くっだらね～！」と腹を抱えて笑わせてもらった後で、フと思ったのです。

「これってスゴイな～」

いや、何がスゴイのかは事細かに説明できないけれど、説明できないほどのスゴさがキャットファイトにある……。そうとしか言いようのないカタルシスを感じたんですね、ボクは。

今後、当コーナーでは試合レポートも含めてキャットファイトの魅力に迫りますので、どうぞお楽しみに！

（文：キャットファイトライター・ゐりゑ）