オープニングマッチは中身vs佐野直による『アダルト凶器公認！新春特別シングルマッチ』。
ＣＰＥに欠かせないプロレスラーであり、さまざまな面から団体をサポートしてきた佐野氏であるが、リング上でキャットファイターを相手にした時の狂気度は独特なものがあり、この日も新鋭ファイターの中身に対して電マを使ったスリーパーホールドで容赦なくギブアップ勝ちを奪った。
オープニングマッチの後に入場式が行われたが、今大会のコンセプトは紅白キャットファイト合戦ということなのだろう。出場選手はそれぞれが紅組と白組に分かれて闘うことになり、リング上では早くも緊張感が漂おうとしていたが……なぜか韓国人プロレスラーのユン・ガンチョルが登場。バナナマッチのバナナおじさんをやらせてほしいと懇願したものの、本家である木原文人氏と大和ヒロシ氏に挑むも轟沈。小向美奈子女史からの処刑も受けるハメに……。
そんなハプニングもあり、仕切り直して軍団対抗戦第一戦として行われたのが、きゃんでぃぺろみvsみでぃによる『とびっこイカせっこバトル』。つまり、股間に遠隔操作のアダルトグッズを装着して、相手側のセコンドに握らせて試合中にランダムにスイッチオンという流れである。
ファイターは真剣に闘いたいのにスイッチが入ると悶えながら闘うという展開に場内は笑みがこぼれつつもドキドキさせられたり……。まさにCPEの真骨頂のような闘いは、きゃんでぃぺろみの勝利となった。
続いてラインナップされたのは、ここ最近、筆者が個人的に気に入っている『女相撲』。しかも、この日は『とびっこ女相撲』として開催されたのだ。試合に臨んだのは山村茜と、この試合では向かうところ敵無しでまさに横綱ともいえる紫龍みお。
今回も制限時間内でガンガン相手を投げ飛ばすことが期待されたが……今回は“とびっこ”を使うこともあって紫龍が攻めようとするとスイッチが入って攻められなくなる展開が続く。
それでも紫龍が圧倒的な強さを見せて５対０というスコアで、その存在感を見せつけた。
対抗戦の第３試合はタイガー愛子vs伊織涼子による『とびっこ追い剥ぎマッチ』。約半年ぶりの一騎打ちとなるが、やはり、伊織涼子の存在感の大きさは、ここ数年のＣＰＥを彩ってきたことは事実であり、期待も高まる。同時にタイガー愛子も日本のキャットファイト黎明期から活躍してきたファイターであり、そのインサイドワークは光るものがある。そんな二人の追い剥ぎ戦は序盤から緊張感が漂うものとなった。そして、次第に激しさを増していき、果敢に攻め込んだのが伊織涼子である。
もちろん、タイガー愛子も反撃に転じ、そのテクニックを遺憾なく発揮して、この二人ならではの好勝負が繰り広げられた。勝者は追い剥ぎを成立させた。見事に伊織は半年前のリベンジを果たした。
セミファイナルは初の試みとなる『敗者罰ゲーム！ビーチフラッグ式！２４０秒回転チョコバット溶解マッチ』が行われた。一見すると「？」な試合形式タイトルであるが、まず、ＣＰＥのお家芸ともいえるバナナマッチのアレンジ版であり、バナナにチョコレートをコーティングする。
ファイターはバナナオジサンの股間にある、このチョコバナナを舐めてパフォーマンスを繰り広げるわけであるが、舐める際のセクシーさはもちろんのこと、チョコレートの減り具合もポイントの対象となる。可視化できる分、遠い席のお客さんにも分かり、これは素晴らしいアイデアだろう。これをリング四方のお客さんに見えるように、各方面で60秒間のパフォーマンスを繰り広げるという、まさに至れり尽くせりな試合である。
まずは紅組から鳳華が。そして白組からはびりりあんみりんだが出場した一本目。ＣＰＥの歴史ともいえる鳳華が積極的なバナナパフォーマンスを見せ、びりりあんみりんだを圧倒した。
続く2回戦は紅組からつむごき。白組からみでぃが出場しての闘いとなったが、両者一歩も引き下がらずに果敢にバナナを頬張り、舐めまくり、そして、みでぃはパイズリなどを見せて接戦に。
チョコレートで汚れる口元や胸元が絶妙に淫らな感じで、通常のバナナマッチよりも興奮度が高まった結果、つむごきが勝利。早くも紅組が2本を先取して勝利確定となったが、３回戦に突入。紅組は範田紗々。白組は福山理子という定番の組み合わせであるが、セクシーさでは、やはり範田が一枚も二枚も上手となるのだろう。あらゆるテクニックで四方の客席を興奮状態に陥れるも結果はドローに。
結果は紅組の勝利となり、白組ファイターは小向美奈子女史、三代目葵マリー女史のお仕置きの餌食に……。
みでぃのチョコレートで汚れたバストが責められ、恍惚の表情を浮かべる姿がなんともエロく、タマらないものがあった。
この日のメインイベントは『キャットファイトシングル王者選手権試合 追い剥ぎ＋完全決着特別ルール』がラインナップ。王者のアラレ王にリリー・ザ・ストリングスが挑戦した。
ここ最近、シングル王座に対して執拗なほどの意欲を見せているチャレンジャーのリリー。今回こそは悲願達成を期待されたが……。やはり、王者には王者に君臨する所以がある。それほどアラレ王は落ち着いていたし、隙が無かった。だからこそ、リリーのほんの一瞬の隙を見逃さずにスリーパーホールドを繰り出して見事に防衛を果たす。５分強での決着は決してアッサリしたものではなく、濃密な攻防が詰まっていた。リリーにとっては悔し過ぎるものがあるだろうが……。
さて、今回は紅白対抗戦である。対抗戦全試合の結果を集計したところ、なんとドロー！ そこで、エンディングでは両軍のキャプテンである小向美奈子女史と三代目葵マリー女史による“ジャンケン”で雌雄を決すことになった。その結果は赤の勝ち！ 21周年記念大会を制した。
なお、次回大会は恒例の夏祭りである『どきッ！女だらけのキャットファイト祭り2023～ＤｏｋｉＤｏｋｉお下品熱帯夜～』が決定。きっと魅力的な対戦カードが実現することだろう。もちろん、当サイトでもその模様をお伝えする予定である。
チケットの詳細は下記へアクセスを！
https://eplus.jp/sf/word/0000039699
『どきッ！女だらけのキャットファイト祭り2023～ＤｏｋｉＤｏｋｉお下品熱帯夜～』
9月8日(金)18時開場・19時開演
場所：新木場1stリング
（文：キャットファイトライター・ゐりゑ）
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