ビキニはポロリとするものなんです!?

第一試合はナナチャンチン対アザゼル桃娘による『チャンチン復活－オンリーギブアップマッチ』。
タイトル通り、先日、交通事故に遭ったナナチャンチンの復帰戦であり、７月の大会で一度は流れてしまった試合の再戦でもある。
試合形式はオンリーギブアップ、つまり、関節技や絞め技などで相手からギブアップを奪えば勝ちというもの。
復帰戦に向けて、ナナチャンチンはかなりのトレーニングを積んできたのだろう。以前と変わらぬ、いや、以前以上にキレのある動きで積極的に攻め込む。

最後はナナチャンチンがアザゼルをフロントネックロックで捕らえて一本！　秒殺で見事に復帰戦を飾った。

続く第二試合はエリー美咲　対　せつなあやめによる『敗者罰ゲーム！ビキニ女相撲』。
タイトルそのまんま、キャットファイターがビキニを着用して相撲を取るルールである。
出場ファイターの両者がムッチリボディゆえに、これがなかなかの迫力のある肉弾戦となった。

ちなみに５本勝負で行われたが、どの一戦も一進一退の攻防となり、２対２のまま５本目へ。
これが栃錦　対　初代若乃花の一戦のような名勝負となり、最後に残ったのはせつなあやめ！　
一方の敗れたエリーは官能小説の朗読という屈辱を味わうこととなった。

キャットファイトの醍醐味の一つにバナナマッチがあることは、これまでに何度も書いてきた。そして、この日はバナナマッチの名勝負が生まれた！　
セミファイナルのm＠rica　対　みでぃの一戦は単なるバナナマッチではなく、『エニウェア連れ出しリアルバナナマッチ』として開催。
つまり、会場内であればリング内外問わずにエロティックなバナナパフォーマンスが繰り広げられるというものだ。
そして、さっそく場外でセクシーすぎるバナナパフォーマンスを決行したのがm＠rica！

エモーショナルにしゃぶるバナナパフォーマンスには、いろいろな意味でスタンディングオベーション状態になったのは言うまでもない。
また、m＠ricaといえば、ここ最近は母乳攻撃が定番になっているが、この日ももちろんさく裂した。さらにセクシーでキワドイ場面が続出！

ここまでの流れでm＠rica優勢かと思われたが、みでぃもほんわかしたエロスをかもし出した結果、ポイントは１２４ポイント。そして、対するm＠ricaが１２３ポイント。
なんと！　１ポイント差で勝敗が決まったのだ。
それほど、両者の実力派伯仲していて、スリリングな展開だったといえるし、間違いなくバナナマッチ史上においてもトップクラスのベストマッチであった。

メインイベントは、まさにビキニマニアのためのルールともいえる『ビキニ重ね！追い剥ぎマッチ』が行われた。
前日の試合でもベストマッチを見せたモーモーアラレ。対するは追剥の女王にしてシングルチャンピオンの“女帝”若林美保。
ベルトを携えて入場してきた若林の表情には、どことなく神々しくもあり、余裕が漂っていた。

試合は若林美保の真骨頂ともいえる追い剥ぎテクニックが序盤からさく裂。
あれよあれよという間にモーモーアラレのビキニがはがされていく。しかしながら、モーモーもただ脱がされるだけではなく、抵抗しながら女王のビキニをはがしていく。
このテの試合形式で向かうところ敵無しともいえる若林も気が付けば、かなりの枚数をはがされていた。

前日のメインイベント同様に盛り上がりを見せ、終盤では「モーモーの勝利なのでは？」と思わせるシーンも続出。
しかし、そこは女帝である。ギリギリのように見せておいて、最終的にはきっちりと勝利を収めるのは、さすがとしかいいようがない試合内容であった。
それにしてもベルト姿が実に似合う女帝である。しばしの間、ワカミホ政権は続くだろう。

ちなみに後日、12月30日の埼玉大会で若林が保持するタイトルにモーモーアラレが挑戦することが決定。
若林が貫録を見せるのか？　それともモーモーアラレが新時代の扉を開けるのか？　注目の一戦である。

なお、この日はメインイベント終了後にタイガー木原　対　アザゼル☆桃娘の特別試合が行われ、実に充実した大会となった。

この日、復活して喜びの表情を見せたファイターもいれば、悔しさに涙するファイターもいた。
この場で“幸いにも”という表現は適切ではないかもしれないけれど、12月30日の埼玉大会を皮切りに来年は毎月大会が開催されるという。
つまり、この日のリベンジのチャンスはまだまだあるわけで。次回大会では悔し涙よりも嬉し涙を流していることを期待したい。
そんな12月30日の埼玉・寄居大会は好カードが目白押し！　2020年をセクシーなバトルで締めくくってみませんか？
　

チケット詳細は下記URLにアクセスを！
https://eplus.jp/ath/word/39699

（文：キャットファイトライター・ゐりゑ）