ニッチな風俗の基本といえば……新しい自分に出会える!?
『女装プレイ』その１

風俗の魅力って何だろう？　そう考えた時に俺が真っ先に思い浮かべるのは「“非日常的”であること」だ。もっといってしまえば、社会的にアウトな事もプレイという名のもとに楽しめるし、彼女や妻といったパートナーとはできない事もプレイの名のもとにできてしまう……それが風俗のカタルシスだと思うんだ。
それゆえに、そんなマニアックなところが高じて、「え？　そんなプレイをするの？」という風俗店で遊ぶことが多い。そんな俺は、そのような風俗店を『ニッチ風俗』と呼んで愉しんでいる。

さて、その『ニッチ風俗』とは、要するに変わったプレイやオプションを楽しめることだけど、その基本（？）ともいえるのが『女装プレイ』じゃないだろうか？
女装……言うまでもなく、男が女性の恰好……ブラやパンティを着け、化粧をして女性として扱われながらプレイをするものだ。

さて、『女装プレイ』がニッチ風俗の基本とは言ったものの、それは十数年前までのことじゃないだろうか。つまり、女装って隠れてすることであり、公にできる雰囲気じゃなかったじゃん？　だからこそ、お気に入りのキャストさんと秘密を共有する感覚がタマらなかったんだけど……今やメジャーなプレイになりつつあるよね、『女装プレイ」って。女装されたタレントさんが増えてテレビで活躍されていることも大きいだろうし、そもそも“女装子”という言葉が定着している昨今である。昔から専門店はあったけど、今は増えているし、オプションで女装を備えているデリヘルも、けっこうある。プレイをするキャストさんも「最近、増えていて普通な気がする」なんて言うほどだ。

で、俺の『女装プレイ』体験は、そんな流れに乗って、つい２年ほど前と風俗歴に対して遅咲きデビューもいいところだ。しかも体験取材だ。それまで興味が無かったわけではない。しかし、拒んでいた理由は……いくら技術が向上しているとはいえ、おぞましいものになると思ったのね、自分の女装姿が。
その女装の時、メイクを某女優のようにしてほしいと頼んだのだけど、案の定……自分の母親ソックリなオバハンがいたんだよ、鏡の中に！　そりゃあ、萎えるわなぁ……。でも……ぶっちゃけ、ハマったのも確かだ。その理由は……次回に書こう！

（文：亦滑訓仁）